屋久島旅行を計画しているけど、いつ行けばいいか迷っていませんか?
「梅雨があるから夏がいい」
「混むから春にしよう」
「冬は寒いんじゃ?」
「台風の時期は、心配。。。」

ぼくは屋久島に10年以上住んでいます。
これまでたくさんの友人やお客さんを島に案内してきました。
正直に言うと、どのシーズンにも「それにしか味わえないもの」があります。
だから、旅のスタイルによって、答えはまったく変わってくる。
今日は、10年住んだぼくの本音を、季節ごとに話します。
目次
屋久島の天気、まず知っておいてほしいこと

屋久島は、日本でも有数の多雨地帯として知られています。
「一月に35日雨が降る」という言葉があるくらい、雨が多い島です。
でも、こう言うと「雨が多いなら旅行には向かないんじゃ?」と思われます。
ぼくはまったくそう思いません。
屋久島の森があんなにも深く、苔が輝いているのは、あの雨があるからです。
雨ごと楽しもうとする気持ちがあれば、どのシーズンも屋久島は最高です。
春(3月〜5月):新緑と川遊び、晴れたら最高の季節

春の屋久島は、新緑がきれいです。
山が一気に明るくなって、歩いているだけで気持ちがいい。
それに春は、山菜の季節でもあります。
島ならではの春の食べ物を楽しめるのも、この時期ならでは。
気温も上がってくるので、4月後半くらいから川にも入れるようになります。
「トレッキングだけじゃなく、川遊びもしたい」という方にはいい時期です。
GWは混みますが、それ以外は比較的ゆったり過ごせます。
晴れの日が続いたときの春の屋久島は、本当に素晴らしい。
梅雨(6月〜7月):「雨の屋久島」を体験できる、特別な季節

梅雨の屋久島は、雨が多いです。それは正直に言います。
でも、この雨こそが屋久島らしさの本質だとぼくは思っています。
雨に濡れた苔がキラキラして、霧がかかった白谷の景色は言葉になりません。
「屋久島ならではの雨の王様」を感じられるのは、この時期だけです。
よく使われる言葉に「晴耕雨読」があります。
晴れたら田畑を耕し、雨が降ったら本を読む。
梅雨の屋久島はまさにそういう旅が向いていて、雨の日は宿でゆっくり本を読んで、
晴れ間に森へ飛び出す、そんなリズムで過ごすと最高です。
観光客も少ないので、森や道をゆっくり独り占めできます。
夏(7月〜8月):島を感じたいなら、夏がいちばん

夏の屋久島は、暑いです。正直、森の中をずっと歩くのはきついこともある。
でも、「島を感じる」という意味では、夏がいちばんだとぼくは思っています。
SUP、カヤック、川遊び、シュノーケル。
水のアクティビティが全部楽しめるのは夏だけです。
透明な川に飛び込んで、海でカヤックを漕いで、夕暮れに磯を歩く。
そういう「屋久島の夏」を味わいたい方には、迷わず夏をすすめます。
ただ、宿の予約は早めに。夏の屋久島は混みます。
秋(9月〜11月):ぼくが一番好きな季節

正直に言います。ぼくは秋が一番好きです。
暑すぎず、寒すぎず、気候がちょうどいい。
トレッキングをしていても、じっと座っていても、暑さをほとんど感じない。
体が楽なんです。
夜に焚き火をするにも、秋の気候はちょうどいい。
ぼくは焚き火を囲んだ場を仕事でも大切にしていますが、
焚き火が一番心地よく感じるのは、やっぱり秋の夜です。
それから、安納芋の焼き芋。
屋久島の秋に食べる安納芋は、格別においしいんです。
これだけでも秋に来る価値があると思っています。
「どのシーズンか迷っている」という方には、まず秋をすすめています。
冬(12月〜2月):静けさと、旬の旨さを味わう季節

冬の屋久島は、観光客がぐっと少なくなります。
島が静かになって、ゆっくりした時間の流れを感じられる。
冬は冬野菜が豊かで、魚もおいしい。
地元の食べ物を楽しみたい方には、冬もかなりいいシーズンです。
山の上のほうでは、雪が積もることもあります。
屋久島で雪景色を見られるなんて、と驚かれる方も多い。
「混んでいるのが苦手」「島の素の顔が見たい」という方には、冬を強くすすめます。
結局、いつ来ればいい?
ぼくがよく聞かれる「結局どの時期がベスト?」への答えはこうです。
- 島の自然をじっくり歩きたい → 秋(10〜11月)がベスト
- 海・川・水遊びを楽しみたい → 夏(7〜8月)
- 雨の屋久島を体感したい・静かに過ごしたい → 梅雨(6〜7月)
- 新緑と川遊びを両方したい → 春(4〜5月)
- 静けさと旬の食を楽しみたい → 冬(12〜2月)

迷ったら、秋においでください。後悔しないと思います。
大切なのは「何のために屋久島に来るか」を先に決めること。
それが決まれば、シーズン選びは自然と絞られます。
屋久島は観光で来るのも最高ですが、
実は社員旅行やチームビルディングの場として選ぶ企業も増えています。
普段と違う大自然の中に身を置くと、
チームの会話が変わり、社員同士の本音が出やすくなるんですよね。
ぼく自身、10年以上ここに住んでガイドや企業研修を行ってきて、
そのことを何度も目の当たりにしてきました。
「社員旅行の一環で、意味のある体験もさせてあげたい」という方は、
ぜひ企業研修・リトリートページもご覧ください。