BLOG ブログ

鹿児島 企業研修|自己流は事故流。組織を動かす3つの研修設計

鹿児島 企業研修|自己流は事故流。組織を動かす3つの研修設計

「研修を入れても、現場が変わらない」
「管理職が我流で走っていて、組織がバラバラ」
「人材育成に手が回らず、気づけば若手が辞めていく」

鹿児島の経営者・人事担当者の方から、こうした声を伺うことが増えています。厚生労働省が2025年10月に公表したデータでは、新規大卒就職者の3年以内離職率は33.8%、高卒は37.9%

特に事業所規模が小さくなるほど離職率は高く、5人未満の事業所では高卒で63.2%にのぼります。

原因の多くは、組織の中で「自己流(我流)」のマネジメントが放置されていること。自分でもなんとかやれている、まだ回せている——そう感じているうちに、現場は静かに疲弊していきます。

この記事では、屋久島で体験学習ファシリテーターを10年務めてきた視点から、
鹿児島 企業研修で「我流」を手放し、組織が動き出す3つの研修設計原則をお伝えします。

「我流マネジメント」が鹿児島の中小企業を静かに壊していく

新卒3年以内離職率33.8%という現実

冒頭で触れたように、令和4年3月卒の大学卒業者の3年以内離職率は33.8%

3人に1人が3年以内に辞めている計算です。

さらに深刻なのは、労働政策研究・研修機構(JILPT)の2025年分析によれば、前年比で下落傾向にあるとはいえ、依然として「3割前後」という高水準から抜け出せていない点です。

鹿児島県内の中小企業で、この数字と向き合ってきた経営者の方は少なくないはずです。採用単価は年々上がり、ようやく入ってくれた若手が3年以内に去っていく。そのたびに、採用担当も、受け入れ現場も、静かに消耗していきます。

中小企業経営者の約7割が人材育成施策に手を打てていない

「離職は困る」と分かっていながら、多くの中小企業経営者は人材育成・定着施策に着手できていないのが現実です。理由は単純で、日々の業務に追われ、目の前の売上をつくることに精一杯だからです。

特に地方の中小企業では、社長自身が営業もマネジメントも採用も抱え、「人を育てる仕組み」は後回しになりがちです。そこで生まれるのが、管理職一人ひとりの「自己流」によるマネジメントです。

自己流は、うまくいっている間は問題が表面化しません。しかし組織が10人、20人、30人と大きくなる段階で、必ず壁にぶつかります。

「自分でやれる」が組織の成長の天井をつくっている

「この仕事は自分でやった方が早い」
「任せたら品質が下がる」
「今さら自分のやり方を変えるのは……」

こうした感覚は、当事者にとってはリスク回避の合理的な判断に見えます。しかし実際には、経営者・管理職が自分一人で抱え込むほど、組織は成長の天井を自分で作っていることになります。

弊社代表の渡邉も、かつては「コンサルには頼まない」「新しいツールは使わない」と決め込み、我流で走り続けていた時期がありました。その時期を振り返ると、動いていたのは自分一人の時間と労力だけで、組織全体が動いている感覚はなかったといいます。

「自己流は事故流」という言葉がありますが、自己流の怖さは、本人が気づかないうちに少しずつズレていき、気づいた時には修正に大きなコストがかかることです。

座学中心の従来研修が「我流」をほぐせない3つの理由

ラーニングピラミッドで見る座学の限界

「だから研修を入れよう」と考えた経営者・人事の方が、最初に選びがちなのが座学中心の集合研修です。しかし座学には、学習定着という観点で大きな限界があります。

ラーニングピラミッドの理論では、聴くだけの座学研修の学習定着率は5〜10%、一方で自分で体験する学習の定着率は75%前後と、約10倍近い差があるとされています(数値自体は厳密な実験に基づくものではないとの指摘もありますが、「能動的な学習ほど定着する」傾向は多くの研究で支持されています)。

さらに教育学者デイヴィッド・コルブが提唱した経験学習サイクルでは、「具体的経験→省察的観察→抽象的概念化→能動的実験」の4ステップを回すことで学びが深まるとされています。座学は、このサイクルの入口を欠いたまま「概念化」から始めようとするため、現場での行動に落ちにくいのです。

一方通行の知識伝達では、管理職の「思い込み」はほぐれない

我流マネジメントの本質は、知識の不足ではなく「思い込みの固定化」にあります。「自分のやり方でここまでやってきた」という成功体験が、逆に次の一歩を踏み出せなくさせているケースが大半です。

この「固まった思い込み」を、一方通行の座学研修でほぐすのは極めて難しい。講師が正論を話せば話すほど、受講者は防御的になるという現象は、人事の方なら心当たりがあるのではないでしょうか。

必要なのは、管理職自身が「あ、自分の見方は一つの可能性に過ぎなかった」と腑に落ちる体験です。他者との対話、自分を客観視する時間、そして日常とは違う場で自分を見つめ直すプロセスが不可欠です。

「研修で終わる」現場のリアル

多くの企業研修が陥る最大の問題は、「受けたその日で終わる」ことです。研修レポートは提出される、アンケートは高評価、しかし2週間後には受講前と同じ行動に戻っている——こうした経験は、人事担当者なら何度も目にしてきたはずです。

これは受講者の意識が低いからではなく、研修設計の構造的な問題です。知識を受け取っただけでは、人は動きません。行動を変えるためには、研修中に「できそう!」という実感を持たせ、現場に戻った後の仕組みまで含めて設計する必要があります。

我流を手放し組織を動かす3つの研修設計原則

原則①:プロに素直に頼る「委任の技術」を研修に組み込む

弊社代表の渡邉は、最近こんな体験を語っています。インターン生を受け入れたところ、SNS運用や動画編集などで「こっちが『あれお願いしたいな』と思う前に、もう動いてくれる」状況になり、自分より詳しい領域を安心して任せられるようになったというのです。

そのとき思い出した言葉が、「社長は、その分野において自分より優秀な人を仲間にしなさい」。会計は会計のプロに、SNSはSNSのプロに。頭では分かっていても「自分でもできるんじゃないか」と抱え込んでしまうのが、我流経営者の典型です。

鹿児島 企業研修でまず磨きたいのは、この「委任の技術」です。プロに素直に頼る、専門家に聞く、仲間の得意を認める。これは管理職の弱さではなく、組織を動かすリーダーの強さそのものです。

原則②:体験を通じて「できそう!」の火種をつくる

渡邉は自身のnoteで、こう書いています。
「我流を手放した瞬間、するするっと動き出した」
「知っている人に素直に聞いただけで、『あ、できそう!』という感覚になった」

この「できそう!」が、行動の火種になります。企業研修でも同じで、知識を受け取るだけでは火種は生まれません。小さな体験、小さな成功、小さな気づきを積み重ねることで、「自分にもできそう」という感覚が初めて立ち上がります。

屋久島のフィールドでは、森の中を歩きながら対話する、焚き火を囲んで本音を語る、チームで1日を設計するといった「小さな体験」を連続して配置します。座学で概念を学ぶ前に、まず身体で味わう。その後に言語化・概念化することで、経験学習サイクルが自然に回り始めます。

原則③:日常から離れた「安全な場」で思い込みをほぐす

我流マネジメントをほぐすには、日常の会議室では限界があります。なぜなら、普段の上下関係・役職・顔ぶれがそのまま持ち込まれるからです。

屋久島という日常から切り離された環境は、この「役職の鎧」を一時的に脱がせてくれます。世界自然遺産の森は、2000年以上の時間軸で人間を見つめ返してくれる場所であり、数字やKPIの論理から一歩離れて、「自分たちは何のためにこの仕事をしているのか」という問いに向き合うことができます。

日常から離れた安全な場で思い込みをほぐし、体験を通じて「できそう!」を育て、プロに頼る委任の技術を磨く。この3つが揃ったとき、我流は自然に手放されていきます。

鹿児島・屋久島の自然環境が組織に効く理由

座学では決して聞けない「本音のダイアログ」

屋久島での企業研修の特徴は、東京や大阪の貸会議室では決して生まれない「本音の対話」が立ち上がることです。森の中を歩きながら、焚き火を囲みながら、あるいは海を眺めながらの対話は、会議室の四角いテーブルでの議論とは質が根本的に違います。

「実は前からこう感じていた」
「社長にはこれまで言えなかったが」
「このチームの本当の課題は〜だと思う」

こうした一言が出てくる瞬間が、組織が動き出す起点になります。これは研修プログラムの派手な演出ではなく、屋久島という場のもつ静けさと自然のスケールが、人の心のガードをゆるめてくれるからです。

屋久杉2000年の時間軸から学ぶ「組織の持続性」

屋久島の森には、樹齢数千年とされる屋久杉が立ち続けています。その下に立つと、四半期決算や単年度目標のスケールでは見えてこなかった「自分たちの組織を20年、30年と続けていくには何が本当に大事か」という問いが自然に湧き上がります。

短期の数字も大事です。しかし、離職率を下げ、人を育て、組織を持続可能にするためには、時間軸を長く取り直す瞬間が必要です。屋久島の森は、それを強制ではなく自然に促してくれるフィールドです。

鹿児島空港から屋久島へのアクセスと研修設計

「鹿児島 企業研修」というキーワードで屋久島を検討されたとき、多くの方が気にされるのがアクセスです。結論から言えば、鹿児島空港から屋久島空港まで飛行機で約40分、鹿児島港から高速船で約2時間と、想像より近い距離にあります。

関東・関西からも鹿児島空港経由で半日以内に屋久島に到着できるため、2泊3日〜3泊4日の研修旅行として十分に成立します。鹿児島市内で1日目に座学の土台を整え、2日目以降に屋久島でフィールドワーク、という組み合わせも可能です。

鹿児島 企業研修を導入する3ステップ

Step1:無料相談(オンライン60分)で組織の現状を整理する

最初のステップは、オンライン60分の無料相談です。ここで大事なのは「研修メニューから選ぶ」のではなく、「今、組織で何が起きているのか」を一緒に言語化することです。

離職率が上がっている、管理職が疲弊している、若手が受け身になっている、チームの関係性が冷えている——それぞれの課題は見た目似ていても、根っこにある要因は組織ごとに違います。ここを誤ると、研修そのものが「我流の押し付け」になってしまいます。

Step2:現状ヒアリングに基づくプログラム設計

無料相談で見えてきた課題をもとに、プログラムを設計します。株式会社創(SOU)のプログラムには、チームビルディング、森の経営ダイアログ、ネクストリーダー育成、屋久島キャンプリトリートなどがあり、これらを組織の状態に合わせてカスタマイズします。

オンラインのみ、屋久島現地のみ、訪問型(御社の会議室や近隣施設での実施)、あるいは組み合わせなど、実施形式も柔軟に選べます。

Step3:屋久島での実施と、研修後の行動定着支援

屋久島で2泊3日〜3泊4日の研修を実施したあと、大事なのは「研修で終わらせない」ことです。行動定着を支援するため、研修後のオンラインフォローや、3ヶ月後のリフレクションセッションまで含めて設計します。

「研修を受けた」ではなく「研修をきっかけに組織が動き出した」と言える状態をつくる——これが、我流を手放す企業研修の最終的なゴールです。

まとめ:我流を手放した瞬間、組織はするっと動き出す

鹿児島 企業研修を検討されている経営者・人事担当者の方へ。
離職率33.8%という数字の裏には、現場で抱え込んできた「我流マネジメント」の限界があります。

自己流は事故流。プロに素直に頼ること、体験で「できそう!」を育てること、日常から離れた安全な場で思い込みをほぐすこと——この3つの原則が揃ったとき、組織は静かに、しかし確実に動き出します。

株式会社創(SOU)では、世界自然遺産・屋久島を舞台に、我流を手放すための企業研修プログラムを提供しています。まずは60分の無料相談で、御社の現状と可能性を一緒に整理するところから始めませんか。

▶ 無料相談(60分)のお申し込みはこちら

CONTACT
お問い合わせ

ご意見やご要望などは
以下のフォームからお気軽にお問い合わせください。